大谷翔平の去就にも影響か エンゼルス「怠慢守備問題」勃発でトレード論加速させる「可能性」
後半戦開幕のゲームが苦しい展開となった大谷(C)Getty Images
仕切り直しの一戦が何とも残念な展開となった。
エンゼルス・大谷翔平は現地時間7月14日(日本時間15日)に本拠地で行われた後半戦初戦のアストロズ戦に「2番・投手、指名打者」で先発出場。投手としては6回途中5安打5失点(自責4)で5敗目を喫するとともに、打者としては5打数2安打と2戦連続のマルチ安打ながら、期待された一発は出ず、試合は5-7と敗れた。
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前半戦終盤に痛めた爪の状態が万全ではないのか、試合途中に何度か気になるそぶりを見せていた大谷がアストロズ打線につかまったのは2点をリードした4回。3四死球で無死満塁のピンチを招くと、一死後、コーリー・ジュルクスに右前適時打を浴びるなど、この回同点に追いつかれると、悲劇は5回に訪れた。
一死からアレックス・ブレグマンとカイル・タッカーに連続二塁打を浴び、勝ち越し点を許した直後、5回一死二塁の場面でブライアン・アブレイユの三ゴロを三塁を守るルイス・レンヒーフォーがまさかの後逸。その後、転々と転がるボールを緩慢な動作で全力で追わなかったとあって、4点目を失い、アブレイユの二塁進塁を許した。
このプレーを目の当たりにした大谷は思わずひざをついて、がっくり。日頃、味方失策にもそこまで表情には出さない大谷が怒りをあらわにするほど、お粗末なプレーでもあった。
レンヒーフォーは直後に交代に。試合後のフィル・ネビン監督は地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」の中継内で紹介された会見で「許容できない」とコメント。当該のプレーに怒りをあらわにした。