理想は往年の大投手!? 元オリ助っ人ジョーンズが大谷翔平の抑え転向のシナリオを提唱「可能性はあるんじゃないか?」
投手としても異彩を放った大谷。彼の再起に向けては様々な意見が論じられている。(C)Getty Images
ショッキングな負傷だった。メジャーリーグでの6年目を謳歌していた大谷翔平は、今年8月23日のレッズ戦の登板中に右肘側副靭帯の損傷が判明。そのまま、投手としてのシーズンは絶望となった。
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シーズン終了を目前にした9月19日には、右肘の靭帯を修復する手術を執行。具体的な術式は明らかにされていないが、執刀したニール・エルアトラッシュ医師は「24年の開幕日には制限なく打うち、25年には(投打の)両方をこなせるだろう」と明言。「この先も何年にもわたって二刀流を続けることを希望した」(ネズ・バレロ代理人談)という本人も投球再開まで1年以上の期間を要するリハビリにも前向きになっているという。
もっとも、彼の仕事量を考えれば、今回の故障は必然とも言える。多士済々のメジャーリーグにおいて「唯一無二」とされる二刀流を、過去3年間もほとんど休みなく続けてきた。今シーズンに至っては春先にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に参戦。異例のペースでの調整を求められもした。
加齢とともに身体的な負担もこれまで以上に増大する。ゆえに大谷の二刀流継続に向けては、起用法にも変化が必要なのではないかと論じる人も少なくない。元オリックスの助っ人で、メジャーリーグで4度のゴールデングラブ賞を手にした名手でもあるアダム・ジョーンズ氏は、現地10月6日に公開された米YouTubeチャンネル『Foul Territory』において「ジョン・スモルツのようなシナリオは考えられるかな?」と一石を投じた。