投手・大谷翔平の理想プランは「年内10登板」 米213勝の伝説投手が訴えた“可能性”「今後3年以内に二刀流をやめてしまうかも」
ブルペンでギアを上げた投球を重ね、実践練習も無難にこなしている大谷。(C)Getty Images
完全復活に向け、「投手・大谷」を取り巻く機運は高まっている。
首脳陣が唸る充実の投球練習がそれを物語る。現地時間6月10日に大谷翔平(ドジャース)は、敵地サンディエゴでのパドレス戦前に実戦形式の投球練習(ライブBP)に登板。3回を想定したこの日は44球を投げ、マイナーの打者延べ11人に対して、安打性の打球はゼロ。6奪三振、1四球と好結果を残した。
練習後にデーブ・ロバーツ監督は「すごく良かった。速球もスイーパーもキレがあった」と出来を称賛。一方で「我々は辛抱強くやろうとしている。正直なところ、『今がその時だ』と明確にわかるタイミングなんてない」と復帰時期の明言は避けた。
いまだマウンドに返り咲く日は見えてこない。それでも23年9月以来の登板に向けて前進し続けているのは間違いない。ゆえに「投手・大谷」の動静は米メディアでも小さくない議論のタネとなる。
米スポーツ専門局『ESPN』の元記者で、人気ポッドキャスト番組『Rich Eisen Show』のホストとなっているリッチ・アイゼン氏は、10日に公開となった動画内で「ドジャースはオオタニをふたたび投げさせるべきだと思うかどうか」と強調。これに米野球殿堂入りを果たしている大投手のジョン・スモルツ氏は、「私は投げさせるべきだと思っている」と断言。二刀流を再起させる価値を説いた。
「もう一度投げることは彼自身が望んでいることでもある。そもそも彼がアメリカに来たのは、投打二刀流を貫き続けるためだ。今後3年以内に二刀流をやめてしまう可能性もゼロではない。それでも彼は今のスタイルでやっていきたいと考えているはずで、我々はそれを尊重すべきだ」






