「何度も受けるものじゃない」大谷翔平もトミー・ジョン手術か MLB213勝の大投手が語った懸念「普通じゃない!」

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 スモルツ氏は「最近の選手たちを見ていると、トミー・ジョン手術がかなり増えるというのも普通のことだと思っている」とし、強い言葉で警鐘を鳴らした。

「最近は2回もトミー・ジョン手術をしている選手が何人もいる。これは普通じゃないよ!そもそも手術に至るまでの怪我自体が野球界で起こるべきことではないのに、誰も気にしてない。誰も聞き入れない。誰も何もしないんだ。ドクターはチームや選手に警告しようとしているが、ね……。こういう状態がすぐには変わるとは思わない。トミー・ジョン手術は何度も受けるものじゃない」

 さらに大谷を「とんでもない球を持った男だ。94マイル(約151.3キロ)のスプリットやスライダー、99マイル(約159.3キロ)の速球を投げるんだ。そのような投球に、どうやって身体が耐えられるのか分からない。毎日プレーしていることは言わずもがなね。彼はバケモノだよ」と評したスモルツ氏は、球界の在り方に懸念を示した。

「今のトレーニング方法、もしくは投球方法がより多くのトミー・ジョン手術を生むキッカケにつながると思っている。私はこれを10年も言い続けて、『こうなるぞ』と予想してきた。今の球界で注目されるには誰よりも速い球を投げなくてはならず、誰もがそのために負荷のかかるトレーニング、つまりキャリアを短くするトレーニングをしているんだ」

 21年のメジャーキャリアを過ごした百戦錬磨の大投手による提言は、現役投手たちの耳にどう響くだろうか。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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