大谷翔平のドジャース加入に“陰謀論”が浮上 海外記者がブルージェイズ移籍騒動に疑念「オオタニたちが熱狂を演出した」
ただ、結果的に大谷はトロントに向かう飛行機にもおらず、ブルージェイズ移籍も実現しなかった。ゆえに大谷サイドに疑いが向けられている。
全米野球記者協会のメンバーで、カナダのスポーツサイト『The Score』のベテラン記者であるブランドン・ワイル氏は自身のX(旧ツイッター)に「誰か(オオタニ陣営?)がモロシに(大谷の)ブルージェイズ移籍が迫っていて、トロントに向かっているとリークした」と指摘。同じく『The Score』のトム・ルミンスキ記者も「オオタニたちがモロシを手駒にして、ブルージェイズを使って“金曜の熱狂”を演出し、神経質になっていたドジャースに7億ドルを引き出せたとしら、それは酷い話だ」と断じた。
実際、熾烈を極めた交渉がどう進んでいたかは分からない。しかし、こうした疑惑が生まれるのは、大谷がどれだけ米球界で大きな存在なのかを物語るエピソードとも言える。ニューヨークの大衆紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は「ショウヘイ・オオタニはドジャースという最高の居場所を見つけた。野球界はより良いものになる」と銘打った記事内で、物議を醸している“陰謀論”に、こう触れている。
「少なくとも何人かのブルージェイズ関係者は、自分たちが『利用された』と感じている。それは間違いない。大谷に集中した結果、自分たちが必要としていた左の強打者フアン・ソトを獲得するチャンスを逃し、競合するヤンキースに奪われたからだ。
ただ、オオタニ陣営が特定の球団を交渉のために利用するつもりなら、なぜブルージェイズなんだとは思う。この噂が出始める以前からトロントは論理的にもフィットしている場所ではなかった。オオタニは正しい決断をした。申し訳ないが、それが現実だ」
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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