大谷翔平の流出が「役に立つ」 米番記者が語った“偉才無き”エンゼルスの展望「トラウトとの契約は2030年まである」
大谷という球団のアイコンを失ったエンゼルスはいかに立ち直るのか。(C)Getty Images
今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平は、世界的な関心事となった去就に決着をつけた。現地時間12月9日、ドジャースと10年総額7億ドル(約1014億円)の天文学的な大型契約を締結した。
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二刀流という球史に残る挑戦を続ける大谷。現球界で「唯一無二」と言われる才覚に見合うだけの契約を結んだと言える。熾烈を極めた争奪戦を制したドジャースにとっても、広告収入などで得られる見返りを考えれば、大枚を叩くだけの価値は十分にあったと言えよう。
一方で失望が広がっているのが、大谷を留意できなかったエンゼルスだ。2018年の入団以来、「球団の顔」と言えるスターに成長し、投打でチームの軸となっていた二刀流を失った影響はグラウンドの内外に派生するに違いない。
大谷を失った影響はどれほどか。MLB公式サイトのエンゼルス番を務めるレット・ボリンジャー記者は、『MLB Network』の番組「MLB Tonight」に出演し、「間違いなくエンゼルスにとっては厳しい現実だ。ショウヘイは彼らにとって大きな存在だった。それにエンゼルスは最後の最後まで彼を欲していた」と指摘。そのうえで「ただ、彼と歩んだ6年間でエンゼルスは一度もポストシーズンに行っていない。最高の維持するために十分なことはできていなかったと思う」と断じた。