大谷翔平を加えた”24年度版”ドジャース打線を識者が考察!ベッツ&フリーマンら擁する最強軍団での大谷の立ち位置は?

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1~3番にはベッツ、大谷、フリーマンのMVPトリオが並ぶことになりそうだ(C)Getty Images

 結局は本命視されていたチームに決まった。12月9日、エンジェルスからフリーエージェントとなっていた大谷翔平が、ドジャースと10年契約を結んだことが発表された。金額は7億ドル。サッカーのリオネル・メッシをも上回るプロスポーツ史上最高額で、名実ともに世界一のアスリートとなったのだ。

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 大谷の真価が投打の二刀流であるのは言うまでもないが、24年は肘の手術のリハビリにより打者に専念する。それでは、大谷の加わったドジャースはどのような打線を組むのだろうか。

 23年の終盤戦/ポストシーズンにおけるドジャースのオーダーは概ね以下のようだった。

1(二)ムーキー・ベッツ(打率.307/39本塁打/107打点)
2(一)フレディ・フリーマン(.331/29/102)
3(捕)ウィル・スミス(.261/19/76)
4(三)マックス・マンシー(.212/36/105)
5(指)J・D・マルティネス(.271/33/103)
6(右)ジェイソン・ヘイワード(.269/15/40)
7(左)デービッド・ペラルタ(.259/7/55)
    /クリス・テーラー(.237/15/56)
8(中)ジェームス・アウトマン(.248/23/70)
9(遊)ミゲル・ロハス(.236/5/31)

 この中から、5番DHを任されていたマルティネスがFAとなって抜けている。これだけの好成績だったのに再契約をオファーされなかったのは、当然そこに大谷を据えるつもりだったからで、事実そうなった。だが、打順もそのまま5番に入ることはない。エンゼルス時代と同様に、ドジャースでも大谷は2番か3番を打つはずだ。

 昨年は1番をベッツが151試合、2番はフリーマンが161試合打っていた。文字通り不動の1・2番で、デーブ・ロバーツ監督がその並びを崩してまで大谷を2番に入れるかどうかは、現時点ではまだ分からない。ジグザグ打線にするなら右打者のベッツを2番に下げ、1番大谷・3番フリーマンという手もあるが、大谷にしろフリーマンにしろ左腕を全然苦にしないので、そのような小細工をする必要もない。

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