世界中が追走した“オオタニ狂騒曲”の舞台裏 ドジャースGMが明かした内情とは?「我々も何も知らなかった」
この「トロント事変」とも言われるほどの大事となった騒動には、ドジャースの関係者たちも気を揉んでいたという。ゴメスGMは、「あの日はかなり激しい一日だった。我々は他の球団関係者やファンと同じように何が起こっているのかを分かっていなかったんだ」と告白。そして、「ショウヘイが自分自身で発表することが重要だった。決断の全ては導かれていた。だから、最後の最後まで本当にわからなかった」とし、当時を次のように振り返っている。
「何が起きようが、どんなニュースが出回ろうが、『ショウヘイがどこに行くかをいつ発表するかはまだ決断していない』『分からないぞ』と思っていた。代理人からは言われるだろうから、我々が(代理人に)何を聞こうが答えは同じで、深く追求するのは無意味だったんだ。だから、みんなと同じように何も知らなかったんだよ」
その後、ドジャース入りを決断する連絡を受けた際には「感情の半分は浮足立って、どこかジェットコースターのようだった」と語ったゴメスGM。2016年から同球団の幹部として従事してきた仕事人にとっても、大谷との契約は、これまでと一線を画すものだったようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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