大谷翔平の極秘FA交渉に米記者が再び着目 閉鎖的だった姿勢に持論「心を開けば、多くの人に好かれる」

タグ: , , , 2023/12/21

公式に発表されるまでほとんど情報が出なかった大谷のFA交渉。そのスタンスは一部の識者から批判を受けた。(C)Getty Images

「非常識だ」

 今オフにエンゼルスからフリーエージェント(FA)となった大谷翔平の交渉には、現地の識者からこうした厳しい言葉も飛んだ。理由は明白。誰もが興味を示していた交渉過程が徹底的に隠されたからだ。

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 史上初と言っても過言ではない二刀流選手のFAだけに、世間からの関心は高まった。必然的に多くの米メディアも情報を求めたが、「ある程度の機密性が必要だ」(大谷の代理人ネズ・バレロ氏談)という大谷サイドは徹底したかん口令を関係者たちに設け、あらゆる情報の流出を避けた。

 より良い条件を引き出すべく秘密裏に交渉が進んだために、今オフ最大の目玉とされる大谷に関する明確な情報はほとんど表に出なかった。ゆえに現地時間12月9日に本人のSNSでドジャース移籍が公表されるまで、球界は閉塞した状況が続いた。

 この異例とも言える光景に一部の識者から冒頭のような反発の声が上がった。「FA移籍=エンターテインメント」と捉える彼らは皆、球界を盛り上げる責任を二刀流スターに求めたわけである。

 10年総額7億ドル(約1015億円)のメガディールが決した今も大谷陣営のクローズドな態度に疑問を投げかける声は小さくない。米スポーツ専門局『ESPN』のジャーナリストであるクリントン・イェーツ氏は「極秘FA」とも言われた交渉について「本当に難しい問題だ。ただ、彼が日本人だからそう思うのかもしれない」と言及。よりオープンになるべきだと唱える人々の考えを読み解いている。

「オオタニが『かなり高飛車である』という批判のすべてがまずいものだとは思わない。エンゼルスにいたときのことを考えてみよう。彼は好きなときに投げ、好きなときに話し、好きなときに打って、好きなところでトレーニングをし、好きなようにリハビリができた。しかし、それはエンゼルスだからだ。ドジャースに移籍すると変わってしまうんだ。そして、それが、大金を稼げる理由の一部だと思う」

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