大谷翔平との“994億後払い”に再評価の声 ド軍の山本由伸獲得を実現させた異例契約に賛辞止まず「行いは正しかった」
総年俸を減らし、ぜいたく税対策に協力すれば、ペイロールに余裕の出るドジャースは補強に資金をつぎ込める。今月14日に行われた入団会見において「今受け取れる金額を我慢して(チームの)ペイロールに柔軟性を持たせられるのであれば、僕は全然後払いでいい」と告白した大谷にとって迷いのない決断であった。
二刀流スターの強い意志に球団も応えた。7日後にはレイズからトレードで獲得した怪腕タイラー・グラスノーと5年1億3500万ドル(約195億7500万円)で新契約を締結。そして、21日に山本と先述の大型契約を成立させた。
大谷が生み出した資金的な余裕が有効活用された。これには地元メディアも、改めて評価を記している。日刊紙『LA Times』は「ドジャースがこの大型補強をできるように、型破りな契約に同意したオオタニの行いは正しかった」と称賛。また、エンゼルスの贔屓紙『Orange County Register』も「オオタニが6億8000万ドルの後払いを受け入れたことで、ドジャースは強化し続けるための柔軟性を手に入れた」と綴っている。
4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇に向けた土台は整ったドジャース。来シーズンは、歴史的な大補強が正しかったのかが問われる1年となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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