投手・大谷が進む「未知の領域」 二刀流開花を知る“恩師”がド軍監督に説いた再起の秘訣「ショウヘイを分かった気になるな」
指揮官としてMLB通算1382勝を挙げ、球界の酸いも甘いも知るマッドン氏。そんな智将ですら「ショウヘイを分かった気になるな」という考えに至る大谷の二刀流は、やはり異次元と言えよう。
ドジャースが大谷を二刀流として起用していく上で「とにかく話すことだ」と強調するマッドン氏は、こうも続けている。
「ショウヘイは本当に凄い選手なんだ。今どういう取り組みをしているかは分からないが、試合前からいつも何かしらのワークアウトをやっているし、信じられないくらいに身体が強い。我々も1、2回くらい、強く『そろそろ休んでくれ』と頼んだことがあったぐらいだ。その時の彼はすんなり聞き入れてくれたのを覚えている。
彼はとにかく試合に出たがるから、身体の問題に気を配りながら、最終的に彼を信頼する必要がある。そのためにも会話を通じて信頼関係を構築する必要がある。そうすると、彼もこっちを信頼してくれて細かく教えてくれる。とにかく常に誠実で、正直に接することが求められる。そして常に先を見て逆算し、先手を打つことが重要になる」
ここからドジャース、そして大谷本人がいかに“未知の領域”に踏み込んでいくのか。その挑戦の行く末を興味深く見守りたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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