“客を呼べない批判”は見当違い!? エ軍を30球団トップにした大谷翔平の異次元の集客力「特別な存在だから人が集まる」
球界で異彩を放つ大谷。そのスター性がもたらす影響は数字が物語っている。(C)Getty Images
「私はオオタニが登板している試合を見たが、空席がたくさんあった。客席を埋められないし、勝てないんだ」
これは米スポーツ専門局『ESPN』のジャーナリストであるスティーブン・A・スミス氏による大谷翔平(エンゼルス)への批評だ。
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時に辛辣な物言いが人気を博すスミス氏は、現地9月20日に同局の討論番組『First Take』において、「そもそも彼は2025年まで投げられないんだ。フィールドで何ができるかということに見合った金額であるべきだよ。エンゼルスは勝てないじゃないか」とも断言。今オフのFA(フリーエージェント)で、5億ドル(約741億8000万円)の契約を得るとも囁かれる大谷の価値を切り捨てた。
ただ、あまりにストレートすぎるスミス氏の発言は“炎上”。小さくない波紋を呼んだ。とりわけ注目を集めたのは、「大谷が客席を埋められない」という部分であった。
なにせ大谷は客を集められている。その集客効果のほど何よりも数字に表れている。米野球専門のデータ会社『Codify』がまとめたところによると、今季のビジターゲームにおけるエンゼルスの集客率は、前年比で30球団トップとなる25%も増加している。
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