「オオタニは、最も有力な野球選手のひとりだ」大谷翔平 最速タイ162.5キロ&毎回の11奪三振で7勝目に現地記者も大絶賛!!
この日も大谷が完璧な投球を見せている。(C)Getty Images
現地時間6月29日(日本時間30日)、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、ホームのエンゼル・スタジアムで行われたシカゴ・ホワイトソックス戦に「3番・投手兼DH」の二刀流で出場。打者としては、第1打席は四球、第2打席はセンターフライ、第3打席は空振り三振、第4打席は空振り三振と、3打数無安打1四球に終わった。
一方投手としては、6回途中まで投げ、5安打11奪三振と快投。7勝目を挙げ、チームは4-1で勝利をおさめている。
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前日の試合では、3打数3安打1本塁打と打撃でアピールした大谷。前回登板でも、8回無失点に抑え、さらにキャリアハイとなる13奪三振も奪い、チームを連敗から救った大谷。この日の試合でも大車輪の活躍が期待された。
そんな若き日本人エースは、初回に先頭打者にヒットを浴び、二死二、三塁のピンチを迎えるも、宝刀スプリットで三振を奪う。
さらに注目は4回。3番・ロバート、4番・アブレイユに連打を許し無死一、二塁となるもシーツを中飛、ポラックを空振り三振に抑える。その後、7番のガルシアには9球粘られ、四球を与え二死満塁のピンチを迎えるも、ここで大谷はギアを上げる。8番のハリソンに100マイル超の直球を投じるなど全力で追い込み、空振り三振に仕留めると雄たけびをあげた。
5回も三者凡退に抑えた大谷は、6回もマウンドに上がると3番・ロバートを空振り三振に仕留め10個目の三振を奪うと、4番アブレイユには3打席連続となるヒットも許すものの、続く5番・シーツを空振り三振にとり、この日11個目の三振を奪う。
しかし、108球に達したこのタイミングでエンゼルスベンチは大谷を交代させると決断。6回二死一塁での降板指令に対し、がっかりしたような表情を見せるも、7勝目の権利を持ってマウンドを降りた。この最高のピッチングを見せた大谷に対して、球場からは大きな拍手が送られた。
初回から全てのイニングで三振を奪い、この日は今季最速タイとなる101マイル(162.5キロ)を記録、気持ちを全面に押し出したピッチングで7勝目をあげた大谷。これで10日のレッドソックス戦で失点して以来、この日の5回までの投球で自己最長を更新する21イニング連続無失点を続けている。