大谷翔平とジャッジのMVP争いにヤ軍監督が「ジャッジは歴史に残るシーズンだ」と主張!「ショウヘイは去年より良いかもしれないが…」
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シーズン最終盤を迎え熾烈を極めているMLBのア・リーグMVP争い。エンゼルスの大谷翔平とヤンキースのアーロン・ジャッジのスタッツが連日のように話題となり、両者ともその高い注目度に応えるようなパフォーマンスを繰り広げている。
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大谷は、打者での規定打席クリアし、本塁打は34本を記録。投手でも規定投球回到達という史上初の”投打規定Wクリア”という偉業を目の前にしている。ジャッジはここまで両リーグダントツの59本塁打に加え、打率、打点でも三冠王も狙える数字を残している。
稀に見るハイレベルなMVP争いだが、球団本塁打記録に迫る勢いの打棒を奮っているジャッジ有利との見方も強いようだ。米スポーツメディア『sportskeeda』では、打撃で圧倒的なインパクトを放つジャッジについて、ここ最近の活躍や、ヤンキースのアーロン・ブーン監督のコメントも交え、MVPの行方を占っている。
同メディアは「ショウヘイ・オオタニは、マウンドでも打席でも昨年以上の存在感を示している。今シーズンは、昨年に比べて投球回数もアップしているほどだ」と今季の成績を称え「オオタニはまた、エンゼルスの低迷したシーズンにおいて唯一の不変の光であった」と指摘した。
その一方で「ジャッジはレイズ戦でマルチホームランを叩き込んだばかり。今年の本塁打数は59本となり、ジャッジはこの試合で今季11本目のマルチホームランを放った」として、ジャッジの成績を強調し、その上で「ジャッジは止められない存在で、時にはスター選手揃いのヤンキース打線を一人で勝利に導いてきた」と綴っている。
また、ヤンキースのブーン監督による「ショウヘイは(2021年よりも)良い年かもしれないが、ジャッジは歴史に残るシーズンを送っている」というコメントを掲載。常勝軍団の指揮官は両者の争いではジャッジが優位だと印象を語っている。
大谷は現地9月19日(日本時間20日)のマリナーズ戦に「3番・DH」で先発出場し、2安打を放つなど、打撃でも好調ぶりを披露している。残りわずかとなった2022年レギュラーシーズン、米球界の2大スターによるハイレベルでの競い合いは、果たしてどんな決着を迎えるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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