大谷翔平、5試合連続安打&100二塁打達成もエ軍は8年連続でPO逃す。現地記者が落胆「もしオオタニがいなかったら…」
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ついにエンゼルスのプレーオフ進出の夢が潰えた。
現地9月19日(日本時間20日)、エンゼルスは本拠地エンゼル・スタジアム・オブ・アナハイムでマリナーズと対戦。大谷翔平は「2番・DH」で先発出場し、4打数2安打で打率.268、メジャー通算100二塁打と今季36度目となるマルチ安打を記録した。しかし試合は1-9で敗れ、8年連続プレーオフ進出を逃す事が決定した。
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マリナーズの先発はL・ギルバート、大谷は6月に対戦した際に本塁打を放っている相手だったが、初回の第1打席、4回の第2打席ともにスライダーで空振り三振に切って取られた。
だが迎えた6回の第3打席、初球の直球を完璧にとらえレフト線への二塁打を放って見せた。この二塁打で5試合連続安打、さらにはメジャー通算100本目の二塁打を記録した。
さらに続く8回の第4打席には、センター前ヒットを放ち、今季36度目となるマルチ安打をマークし、安打数を自己最多となる141まで伸ばした。ただ、大谷の活躍も実らず敗戦したエンゼルスはこの日の負けで、8年連続でプレーオフ進出の可能性が消滅した。先週の試合で7年連続のシーズン負け越しが決まったばかりだった。
そんなエンゼルスの”弱さ”には現地メディアも嘆いており、『FOX SPORTS:MLB』の公式ツイッターは、大谷とトラウトのツーショット写真とともに、「エンゼルスは正式にプレーオフ出場争いから除外された」と、2人のスター選手たちの希望がついえたことを速報した。
そのツイートには複数の現地記者たちも反応している。米スポーツメディア『The Sporting News 』のジェイソン・フォスター記者は「過失がなかった2人」と記し、チームが勝てない現実をツイート。マイアミ州のTV局『WPLG-TV』のキャスターを務めるデビッド・ラング氏も「オオタニがいなかったら、この結果は2日前に起きていた。確実に最も価値がある」と、エンゼルスは大谷の活躍によってここまで戦ってきたとその存在の大きさを伝え、最後には大谷のMVP獲得を後押しするツイートをした。
大谷の活躍とは裏腹に、チームの結果がついてこないエンゼルス。ヤンキースのアーロン・ジャッジとのMVP争いが激化する中で、このプレーオフ絶望という結果は大谷にとって逆風となりかねない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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