年俸高騰で生じる“ジレンマ” 米識者が大谷翔平とエ軍の契約延長に異論!「いないほうがチームは良くなる」
残留か退団か。はたまた夏のトレードか。大谷の去就は、彼の活躍とともに米メディアの話題となり続けている。(C)Getty Images
エンゼルスでの“ラストイヤー”となる可能性が高いだけに、大谷翔平の価値はさまざまに論じられている。
当然ながらエンゼルスにとって投打で歴史的な活躍を見せつける背番号17は、唯一無二の存在と言っていい。打者としてはマイク・トラウトとの強力デュオで打線の核を担う。一方で「投手・大谷」は投手陣をけん引するエースであり、今季はすでにサイ・ヤング賞の受賞も囁かれるほどパフォーマンスは高水準だ。
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エンゼルスにとって大谷は欠かせないが、文字通りワールドクラスの彼を“維持”しようと思えば、それ相応の対価が必要となる。
再契約には、年平均で史上最高年俸(メッツのマックス・シャーザーの4333.3万ドル=約57億4000万円)を超える金額の支払いを求められるのは必至。2019年3月にマイク・トラウトと12年4億2650万ドル、その年のオフにはアンソニー・レンドーンと7年2億4500万ドルの超大型契約を締結しているエンゼルスだけに、大谷との新契約を仮に年平均4500万ドルとしても、長期的に相当な負担となるという見方もできる。
大谷との再契約を望む声はエンゼルスファンを中心にいまだ根強く論じられているが、やはり負担の大きさを懸念する現地識者もいる。エンゼルスの情報を発信するポッドキャスト番組『Talkin Halos』でホストを務めるジャレッド・ティムズ氏は、自身のツイッターに「オオタニに焦点を当てすぎだと思う。もしも、彼が残留を望んでいるのなら、モレノ(オーナー)はとっくに引き留めているはずだ」と投稿。そして、次のようにバッサリと切り捨てている。