大谷翔平、メジャー史上初の「投打規定Wクリア」まで残り1イニング!右腕に死球受けるも「問題はなかった」と指揮官も安堵
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エンゼルスの大谷翔平は現地10月4日(日本時間5日)、敵地でのアスレチックス戦に「3番・DH」で先発出場。4打数無安打に終わり、9月14日(同15日)のガーディアンズ戦から続いていた連続試合安打が「18」でストップした。チームは延長10回サヨナラ負けを喫している。
ヒヤリとさせたのは、3回の第2打席だ。相手左腕コール・アービンが投じた84・4マイル(約135.8キロ)のチェンジアップが、大谷の右腕上部に当たったのだ。
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この死球の場面には現場も騒然としたようで、『MLB.com』のレット・ボリンジャー記者が「オオタニは投球を右腕に受けたが、そのまま試合出場。明日は先発予定」と伝えれば、米メディア『The Athletic』のサム・ブラム記者も「オオタニが打球を受け、トレーナーの手当てを受けている。しかし、彼は元気で、試合には引き続き出場」と報じている。
死球を受けた大谷は表情を歪めてしゃがみ込んだが、しばらくして立ち上がると一塁へ向かい、ベース上では笑顔も見せた。フィル・ネビン監督代行によれば、「状態を診てもらったが問題はなかった」ようで、明日の今季最終戦には予定通りに先発するようだ。
大谷は今季ここまで、打者として打率.273、34本塁打、95打点と目覚ましい数字を残し、規定打席の「502打席」もクリア。投手としても15勝8敗、防御率2.35、奪三振率11.91を記録し、規定投球回の「162回」まで残り1イニングと迫っている。明日の試合で1イニング以上を投げれば、”投打規定Wクリア”というメジャー史上初の快挙だ。世界が注目する二刀流は、どんなパフォーマンスで今季を締めくくるのか。歴史に名を刻む瞬間は、もうそこまで迫っている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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