ゴジラ松井に並んだ! エンゼルス大谷31号、シーズン60本ペース! 球宴も二刀流出場へ。規格外のパワーを生み出したルーツの『10杯メシ』の秘密とは
エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)に行われた本拠地のオリオールズ戦に「2番・DH」で先発出場。3回の第2打席で31号ソロを放ち、これで2004年に松井秀喜(ヤンキース)が記録した日本人シーズン最多31本塁打に並んだ。
3回一死から相手右腕エシェルマンの低めのスライダーを捉え、バックスクリーンへ。約140メートルの特大弾は、両リーグ最多記録を更新、2位のブルージェイズ・ゲレーロJr.に4本差をつけ、独走態勢に入った。試合後は松井氏の記録に並んだことに「小さいころから見ていた、憧れていた選手に並べたというのはすごい嬉しいことだと思います」と顔をほころばせた。それでも今後に関しては「まだ前半なので、1本1本積み上げていけたらなと思います」と気を引き締めることも忘れなかった。
前日3日(同4日)の同戦では初の1試合2敬遠を含む3四球。まともに勝負をしてもらえず、苦笑いする場面も。この選択をしたことに関してオリオールズのブランドン・ハイド監督は「彼は今、リーグのベストプレーヤー。大谷はイキイキとしていて、われわれとは『違う次元』でプレーしているからだ」とコメント。この『違う次元』という言葉は、先のヤンキース戦で2打席連続を含む2試合で3発放ったときに、ヤンキースのブーン監督も口にした言葉だった。
世界最高峰であるメジャーリーグの監督たちが脱帽するほどの規格外のパワー。そこには大谷がコツコツと野球に取り組んできた歴史があった。