大谷翔平とジャッジによる「異次元」なMVPレースに米メディアが見解!「数歩先を行く大本命はいない」
(C)Getty Images
エンゼルスの大谷翔平が、日本人初となる2年連続シーズン30本塁打を記録した。
メモリアルアーチは、現地8月31日(日本時間9月1日)、本拠地で行われたヤンキース戦の6回の第3打席で生まれた。この本塁打は、ランナー2人を置き0-2とビハインドを背負った場面での逆転3ラン、決勝打となった。
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値千金のシーズン30号は、MVP争い最大のライバルと目されているアーロン・ジャッジの目の前で放たれたものだった。だが、この3連戦ではジャッジも2本の本塁打を見せつけ、51本にまで数字を伸ばしており、「リーグチャンピオンを争うチームの主砲」と「二刀流」という、ハイレベルなMVP争いは多くのファン、メディアの関心を惹きつけている。
米ニュースサイト『THE CORD WIRE』でも、特集記事の中で2022年シーズンMVPレースの行方を占い、現段階での予想は困難だと綴っている。
同メディアでは昨年の大谷のMVP受賞について「2021年、ロサンゼルス・エンゼルスのスター選手、ショウヘイ・オオタニはア・リーグで満場一致でMVPを獲得した。打撃面ではブルージェイズのスラッガー、ウラディミール・ゲレーロJr.と似たような成績だったが、投手として優れた数字を残したため、投票者にとっては楽な展開となった」と振り返った。
一方で「今回、オオタニは再び投手としても打者としても大きな数字を残しているが、攻撃力ではニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが優れている。今回は、少なくとも満場一致の受賞はないだろう」と予想し、「数歩先を行く大本命がいるとは言えない。ジャッジもオオタニも、受賞のチャンスは十分にある」と指摘している。
加えて、今季の両者の打撃成績を紹介し「ジャッジが本塁打数をはじめ、打撃面では優れた数字を残している」と指摘、さらに大谷については「一つのロスター(登録枠)で打撃面に加え、エースとしての役割も果たしている」として投打での活躍を強調した。
両雄のここまでの成績を比較しながら「近年稀に見る厳しい戦いとなることは間違いない」と見込みを示し、トピックは締め括られている。
まさに、「異次元」での争いである2022年のMVPレース。シーズンの最後まで。ファンの度肝を抜く二人のハイパフォーマンスが繰り広げられるだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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