全米が注目する大谷の右股関節の状態、聖地で投げれば投打二刀流の歴史上でもエポックメーキングな舞台に
レッドソックス時代も序盤はどちらかといえば「強打の投手」といった立ち位置で、現在の大谷のように真の投打二刀流でフル回転したシーズンは1918年と1919年のわずか2シーズンだけ。とはいえ1918年には11本塁打(本塁打王)に13勝で、昨季の大谷も達成できなかった2桁本塁打&2桁勝利を達成。1919年は9勝5敗ながら、当時としては驚異の29本塁打を放ち、113打点との打撃2冠を獲得した。
大谷はメジャー移籍3年間は故障もあり、まともに投打二刀流で実力を発揮することはできなかった。今季も二刀流としてフル回転し、来季もし3シーズン目もやり遂げることができれば、それはすなわちルースを超えたことを意味する。
さまざまな意味で、今の大谷の状態が注目されている。ここで無理をして後々に響く故障につながってしまえば、今季だけでなく将来的な二刀流起用にも暗雲が漂う。まだ無理をする段階ではない、という判断が下されても不思議ではない。大谷は聖地のマウンドに立てるのか。立つことになれば、今後の二刀流の運命を左右しかねない大事な一戦となる。
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