今季初黒星の大谷翔平、またも中盤イニングでの失点にMLB公式も「ビッグイニングに悩まされている」と指摘
5回に集中打を浴びて3失点。大谷は今季初黒星を喫した(C)Getty Images
今季8度目の登板で初黒星を喫した。
エンゼルスの大谷翔平は、現地時間5月9日(日本時間10日)、エンゼルスタジアムで行われたアストロズ戦に「3番・投手兼DH」で出場。中5日での先発マウンドとなったが、7回103球を投げ3失点、チームは1-3で敗れ、今シーズン初めて敗戦投手となった。
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この日も無難な立ち上がりだったものの、過去2度の登板同様、中盤で失点を許している。4回まで許した安打はわずかに1本、途中に暴投からの振り逃げや打撃妨害などで出塁を許しながらも、後続を断ち無失点の投球を続けた。
しかし5回、一死から四球でランナーを出すと、過去にエンゼルスでも共にプレーした、9番のマーティン・マルドナドに、甘く入ったスライダーを叩かれ、レフトスタンドに運ばれた。1-0のスコアから逆転となる一発を浴びた後、さらに長短打を3者連続で許し3点目も奪われ、痛恨のイニングとなってしまった。
その後は7回まで投げ、3失点のままマウンドを降りたものの、エンゼルス打線もザック・ネトのソロ本塁打1本にとどまり、1-3でゲームセット。大谷はこの試合、バッティングでは打撃妨害での出塁があったものの、3打数で無安打に終わっている。
7回3失点と結果だけみれば上々の内容であるものの、好投を続けながら突如として崩れるパターンをまたも、繰り返すこととなった大谷。この日の投球内容をメジャー公式サイト『MLB.com』が振り返っており、過去2戦の結果と共にピッチングへの印象を綴っている。