大谷翔平がトレードされない理由。米識者が二刀流の“図抜けた価値”を激賞「ここまで優れた選手を我々は見たことがない」
投打で図抜けたパフォーマンスを披露する偉才の評価は高まる一方だ(C)Getty Images
球史に残る偉才の“価値”は天井知らずで高まっている。
メジャー6年目を迎えた大谷翔平は、今季も投打で図抜けたスタッツを残している。衝撃的なアーチも放った打撃では打率.288、9本塁打、OPS.899。一方で投手としても9先発で5勝(1敗)、防御率は3.23とここ2登板でやや落ち込んだが、それでもWHIP(0.91)と奪三振率(12.06)はまさにエース級のそれだ。
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今月3日(現地時間)のカージナルス戦では”野球の神様”ベーブ・ルース以来となる「500奪三振&100本塁打」の快挙もやってのけ、あらためて二刀流の声価を高めた。
今季もありとあらゆる娯楽を提供する28歳は、去就にも注目が集まっている。今季終了後にフリーエージェント(FA)となるからだ。大方の予想ではエンゼルスからの退団が濃厚視されている。
もちろん、エンゼルスとの契約更新の可能性が消えたわけではない。しかし、毎年のようにポストシーズン進出を果たせないチーム状況もあって、以前に「ヒリヒリした9月を過ごしたい」と漏らした当人は移籍してステップアップを図るのではないかと見られているのだ。
仮にFA移籍をするとなれば、その契約は文字通り天文学的な水準になるとみられている。一部の米メディアは「最低でも5億ドル(約685億円)」(米スポーツ専門局『ESPN』)としきりに報じている。