エンゼルス・大谷スタメン復帰も「気になる兆候」 注目集める「らしくない姿」とは
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エンゼルス大谷翔平投手(27)は3日(日本時間4日)、敵地で行われたレッドソックス戦に「3番・指名打者」で先発出場。2試合ぶりのスタメン出場で4回先頭の2打席目に、4試合ぶりの安打となる中前打を放った。
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初回二死で迎えた第1打席は遊直。迎えた4回無死の第2打席では、チェンジアップに体勢を崩されながらも中前に運び、一塁へ全力疾走。1日(日本時間2日)のホワイトソックス戦で一塁に走った際に右股関節に張りを訴えて9回の打席で代打を送られていた。2日(同3日)の同カードは代打出場時に一塁までの全力疾走が出来ていなかったが、この日は全力疾走。久々の安打に笑顔もこぼれた。9回はレ軍沢村とメジャー初対決。最後はスプリットで空振り三振に倒れ、4打数1安打に終わった。
また大谷の「らしくない姿」に注目が集まったのは前日の試合のワンシーンにもあった。今季2度目のスタメン落ちとなった2日(同3日)のホワイトソックス戦、3点を追う8回二死一塁に代打で登場。二ゴロに倒れ、ベンチへ戻ると、いらだちもあったのか、思わずヘルメットを投げつけたのだ。温厚で知られる大谷のまさかの「ヘルメット投げ」にベンチも沈黙。一方でこのシーンにはこんな指摘もある。
「やはり開幕からここまでなかなか思ったように調子が上がらない、いらだちもあるのではないでしょうか。大谷といえば、日頃からこまめにゴミを拾うなど、運を手放すような行動は徹底して行わないことも知られている。そのマイルールの中には『道具を大切にする』も含まれているが、今回は思わず衝動的に出てしまったことで、状態が心配されますね」(メジャー関係者)
大谷のここまでの打撃成績は打率・237、4本塁打。打線は好調なトラウト、ウォードが目立っているが大谷は自身の打撃の状態に関して、良くないと認めている。ここまで喜怒哀楽が出るのも珍しいとはいえるが、昨年も5月以降にホームランを量産しているとあって、今は、我慢の時ともいえる。今後の大爆発に期待したいところだ。
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