大谷翔平の今夏トレードは是か非か?偉才の去就に米記者が意見「エンゼルスは立場を考えるべき」
すでに現地メディアでも「大谷のトレード」は小さくない話題となっており、大半はエンゼルスが残留に全力を尽くすという見方だ。一方で、先述のように逸材獲得のための投資に充てるべきではないかという見方をする識者もいる。
米スポーツ専門局『CBS Sports』のRJ・アンダーソン記者は「エンゼルスがオオタニを手放したくないのは間違いない。プレーオフ進出が近いとなればなおさらだ」としたうえで、「しかし、現実は不憫なものだ。エンゼルスは電話が鳴ったらそれに答えるべきである」とトレード交渉に応じるべきだと見解を示した。
現在ア・リーグ西地区で首位レンジャーズと6ゲーム差の3位に沈んでいるエンゼルス。その現状を受け、アンダーソン記者は「楽観主義が長期的な戦略として有効なことはめったにない」と断言。そして、「エンゼルスは自分たちが置かれた立場をもう一度見直すべきであり、オオタニがFAになった際に争奪戦で勝てる可能性もよく考えるべきだ」とトレードを推挙した。
仮にトレードが実現したとなれば、球界を揺るがすニュースとなるのは間違いない。それだけにデッドラインデーまで去就の行方は目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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