巨人・中田 登録抹消の裏で注目集める「あの発言」とは
この劇的な逆転本塁打に関して「バントの次に興奮しました」とコメント。前日13日にはプロ15年目にして初の送りバントを成功させていた。久々の「中田節」となったが、この発言についてはこんな声も上がっていた。
「原巨人においてはたとえ4番の岡本和だろうとバントはさせます。よく主力にバントをさせるのはどうなのかという議論もありますが、巨人において聖域はない。監督が求めるのは、チームのために自己犠牲の精神を持っているかどうかということ。その点において中田の立場が少し心配になりましたね」(球界関係者)
中田からすれば、自身が打てないこともあって自虐コメントにつながったのかもしれないが、チームを動かしていく方策の一環として首脳陣は選択したとあって、この発言がその後の中田起用に影響を及ぼした可能性も否定できないと見る。
ただ、今回の降格もすべては中田が結果を残せなかったことに起因する。特に交流戦においては、昨年までパ・リーグに在籍していたとあって、慣れ親しんだ場所での復活も期待されたが、思ったようなアピールは果たせなかった。
昨年オフの契約更改時には「良い意味でもっと荒々しくいきたい」と決意を語っていた中田。前回4月の降格時はファームの試合でホームランを打ちまくって、早期昇格に結び付けた。この逆境を乗り越えられるか、今後も注目を集めそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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