いよいよ交渉解禁 巨人を自由契約となった中田翔をめぐる「注目球団」「ネックとされるポイント」とは
ほかにもリーグ3連覇を果たしたオリックスでも終盤、主力野手陣に故障者が相次いだこともあり、野手の布陣を手厚くすることもリーグ4連覇のためには大事な材料となりそうだ。
過去3度の打点王に輝き、日本ハムから巨人に移籍後はファーム改造にも取り組み、よりコンパクトなスイングでシュアな打撃に変化、長打力のみならず勝負強さにも磨きをかけたことも評価された。9月に入ってからも広いバンテリンドームで2打席連続弾を放つなど、パワーも健在とあって、本来ならば複数球団が獲得に動いても不思議ではない。
ただネックとなる面も浮上している。一つは年俸面にもある。中田は今回、自身の判断で球団からの複数年契約を破棄、本来ならば今年から「3年総額9億円」(年俸は推定)の大型契約を結んでいた。中田本人は出場機会を求め、契約破棄を選択。減俸提示も受け入れる構えだが、だからといって、いきなり大幅ダウンを提示するのは難しく、前球団と同等程度の年俸補償が球界のエチケットとされる。
一方、単年で3億円程度といえば、どの球団でも野手でトップクラスに入るレベルでもあり、チームバランスを崩すことにつながりかねないとあって、二の足を踏む球団もありそうだ。
果たして来季、中田がどの球団のユニホームを着ているのか。引き続き、注目の存在となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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