巨人・中田の評価がうなぎ上り 早くもささやかれる「4番査定」とは
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今やチームの支柱だ。巨人は21日のDeNA戦(横浜)に2ー1と勝利。原監督の執念の采配も実り、3連勝。3位をキープし、目指すCS進出にまた一歩前進した。
打線は初回二死三塁から4番・中田の中前適時打で1点を先制すると、原監督が勝利への執念を見せたのは6回だ。1点をリードし無死一、二塁の好機にこの日、先制適時打を放っていた4番・中田が打席に入ると送りバントの構え。スタンドから大きなどよめきが起きる中、5月13日に続く、自身通算2個目の犠打を決めた。
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先発したシューメーカーは4回を4安打1失点で降板。その後はリリーフ陣がつなぎ、最終回は守護神・大勢が締めて、36セーブ目をマーク。1点差を守り切り、価値ある勝利をものにした。
原監督は6回の中田のバントに関して「最善策と思ったことだから」とキッパリ。過去にも主力選手には勝負どころでバントを命じてきたとあって、意に介さない様子を見せた。
そしてこの場面、1球でしっかりバントを決めた中田にも称賛の声が高まっている。
「岡本に代わって4番に入ってからも好調をキープ。本塁打に加えて、状況によっては単打でチャンスメイクに貢献など、柔軟な働きを続けている。このままCSに進出できたら、間違いなく立役者の一人になるでしょうね」(放送関係者)
9月に入ってからここまで本塁打7本、得点圏打率・545と高い数字を残している。そんな中田をめぐっては、オフの契約更改の「V字回復」もささやかれ始めた。