巨人・中田 「4番」就任で評価急上昇 舞台裏で見せた「気配り」とは

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 重責を受け止める。巨人は11日の中日戦(バンテリンドーム)に6ー1と勝利。この日は不振の主砲・岡本和に代わって、中田翔内野手(33)が「第91代4番」として先発出場。その中田は注目の第1打席で適時打を放つなど、しっかり「代役」を務めた。

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 このところ調子を上げてきている中田は「4番」に入っても変わらなかった。初回二死三塁の好機。追い込まれながらも、相手先発・松葉の外角チェンジアップを捉えて、先制の中前適時打をマークした。ベンチがわく中、中田の表情は変わらなかった。

 この日は持ち味の守備でも存在感を示した。6回一死満塁のピンチ、レビーラの一塁ファウルゾーンへの打球を防球ネットにぶつかりながら、ジャンピングキャッチ。先発した若い山崎伊を攻守で盛り立てた。

 原監督は前日の試合後に中田に打順を告げたという。日本ハム時代にも経験のある場所。「4番はチームの勝敗を分けるところ。(日本ハムでも)うまくいかなければ外されることもあった。自分を信じてやるしかない」と中田。自らを鼓舞して打席に向かった。





 最近10試合で打率・421、3本塁打と「夏男」の本領発揮となっている。また隠れた「気配り」も注目を集めている。

 この日は4番を外れた岡本和に対して「4番は和真の席。戻ってくるまでみんなでカバーしながらやっていくだけ」と若き主砲を思いやった。

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