巨人・中田「生涯巨人」で課せられた「あのロマン砲」育成
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今季途中から4番も務めた巨人の中田翔内野手(33)は2日に行った契約更改交渉で、1億5000万円から倍増となる3億円で3年契約を結んだ。(年俸は推定)
「もっともっと気を引き締めて頑張らないといけないと思いました」と神妙な表情を見せた中田。
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予想通りの大幅昇給を勝ち取った。今季前半戦は2度の二軍落ちを経験しながらも、ファームでは長嶋終身名誉監督からのアドバイスもあり、コンパクトなフォームに改造。特に夏場は7月の月間打率・373、8月は・322と好調をキープ。8月中旬から不振の岡本和に代わって4番も務め、存在感を示したシーズンとなった。今季は109試合に出場し打率・269、24本塁打、68打点。
チームとしてもV奪回を目指す来季に向けて「自分の中で自己最高の結果を残したい、それだけです」と力強く意欲を示した。
一方、大型複数年契約提示と今や「チームの顔」にも認められた中田には「ミッション」もささやかれている。
「ロマン砲、秋広の覚醒です。中田を慕い昨年から自主トレを共にしていますが、勝負の来季に向けてもう一皮むけたいところ。中田が後輩に向け、どんなアドバイスを送るのかも注目されています」(放送関係者)
「55番」の後継者で中田の1番弟子ともいわれる秋広優人外野手(20)はプロ2年目の今季一軍出場なし。2メートル、95キロと恵まれた体格からなる豪快な打撃が期待されている。秋季キャンプでは原監督自ら、マンツーマン指導を受けたことも話題を呼んだ。