低迷巨人で気を吐いた戸郷翔征 球団OBは投球術の変化を指摘「意味のあるシーズンだったのでは」

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 槙原氏は、戸郷が残した成績について「今シーズンのピッチングをみると、実質、巨人のエースは戸郷であると、ファンは感じたのでは。本人も自覚があると思う」と見通しており、また「(球界の)トップの人たちと1か月間過ごしたWBCが大きかった」と印象を述べた。

 さらに、槙原氏は戸郷の完投への意識の高さを指摘しており、「タフだからではなく、上手く(力を)抜いたりだとか、要所でギアを上げたりできていた」として、投球術を評している。その上で、槙原氏も20代半ばで、ピッチングをする上で力の使い分けに気付いたとのエピソードも交え、戸郷についても「(力の入れ方を)おぼろげに感じている時期なのでは」と語った。

 岡崎氏が「ちょっと(きっかけを)掴んだ?」と問いかけに対しても、「来年が楽しみなピッチャーですよね。今シーズンも『最多勝を獲るだろうな』という感じでしたけど」として、さらに成長が見込めると話しながら、「本人の中では意味のあるシーズンだったんではないかと思います」と称えていた。

 2019年のルーキー時より、シーズンを重ねる毎に実績を積み上げ、今季もキャリアハイと言える成績を残した。来季は新たな体制の中でのシーズンとなるものの、投手陣の中で背番号20が最も頼れる存在であることに変わりはないだろう。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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