「突然終わりを告げた」好投するも逆転本塁打を許した今永昇太 米記者は被弾場面にフォーカス「遠くを見つめていた」
無傷の6連勝は逃したものの、防御率はメジャートップの1.08をキープしている(C)Getty Images
最終盤で痛恨の一発を浴びた。
開幕から5勝無敗と好パフォーマンスをみせているカブスの今永昇太が現地時間5月7日(日本時間8日)、パドレス戦で先発、7回まで無失点を続けながら、8回に逆転本塁打を打たれ無念の降板となった。
この日のマウンドも、背番号18は快投を続けていた。序盤からストレート、変化球がいずれも冴えをみせ、6回までで8個の三振をマーク。パドレスの主砲、5番のマニー・マチャドからは3度の対戦で3連続空振り三振を奪っている。また、序盤までは早いカウントで凡打に仕留めるシーンも目立ち、球数もセーブしながら小気味の良いピッチングを展開した。
だが、1-0でカブスが僅差でリードしていた8回、まさかのシーンが繰り広げられることに。自己最長となるマウンドに登った今永だったが、先頭打者の代打ルイス・アラエスに内野安打で出塁を許し、続くジュリクソン・プロファーには5球目のスプリットをとらえられ、打球は左中間スタンドへ。1-2と試合をひっくり返される手痛い一打を打たれ、今永はマウンドを降りた。
その後、チームは3-2とサヨナラで勝利を収めるも、自身は悔しさを味わうこととなった今永。メジャー公式サイト『MLB.com』でも、好投を続けながらも最後に被弾したサウスポーの様子が伝えられている。
同メディアのジョーダン・バスティアン記者は、試合直後のレポート記事の中で、「サンディエゴのジュリクソン・プロファーが塁を回っていた時、ショウタ・イマナガはリグリー・フィールドのマウンドに立ち腰に手を当て遠くを見つめていた」と綴り、逆転本塁打を浴びた場面を振り返った。