「投げる哲学者」カブス今永昇太が開幕4連勝&防御率0点台の快進撃 「彼はとてもオープン」指揮官が称えた左腕活躍の秘訣とは
今永はデビュー戦から4連勝を飾り、カブス投手の歴史に名を刻んだ(C)Getty Images
カブスの今永昇太が現地時間4月26日(日本時間27日)、レッドソックス戦に今季5試合目の先発登板で4勝目を挙げた。これで開幕から無傷の4連勝となった。
今永は7回途中5安打1失点7奪三振の好投を見せ、防御率はいまだ0点台の「0.98」となっている。試合終了時点で両リーグ2位というメジャー1年目で輝かしい成績だ。
【動画】デビュー戦から4連勝!今永昇太の気迫を感じる奪三振シーン
米メディア『MLB.com』のジョーダン・バスティアン記者が、この日の今永の結果を踏まえて記事を配信した。それによると、「イマナガは開幕から5試合で4勝を達成した初のカブス先発投手となり、ア・リーグ史上37人目の投手となった。イマナガは、1945年のデーブ・フェリス(レッドソックス)以来、デビューから5試合で無傷の4連勝、防御率1.00を下回った先発投手だ」と伝えている。
まさに歴史に残る快投を演じている今永だが、新天地で自らの力を発揮できているのはなぜなのか。記事によれば、カブスのクレイグ・カウンセル監督が今永についてこんなコメントを残したという。
「ショウタの一番の特徴の一つは、非常に好奇心旺盛なことだ」とし、「彼(イマナガ)はとてもオープンだ。彼はとてもよく情報を取り入れて、よく観察していると思う。そしてそれが、非常に優れた能力につながっている」
また、ジェド・ホイヤー編成本部長も「彼はとても思慮深い。言うまでもなく、彼は『投球哲学者』というニックネームにふさわしい」と称えた。