「いつかは打たれると分かっていた」7失点乱調の今永昇太に地元メディアが見解「休養が“サビ”になったか」

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炎上した今永。この試合ではフォーシームが甘いコースに入っていた(C)Getty Images

 メジャー10度目のマウンドは厳しい内容となった。

 カブスの今永昇太が現地時間5月29日、敵地でのブルワーズ戦に先発し、4回1/3投げ2本塁打を浴びるなど被安打8、7失点と打ち込まれメジャー初黒星を喫している。

【動画】今永昇太が初黒星…初回にいきなり特大の2ランを浴びたシーン





 この試合まで、9度の登板で5勝0敗、驚異の防御率0.84をマークするなど、米球界全体から注目を集めていた今永だったが、ブルワーズ戦では初回からいきなり本塁打を許すなど、苦しい立ち上がりとなった。3回にも本塁打を含む5本の安打を打たれるなど、相手打線の勢いに飲まれる形で失点を重ね、この回までで7失点。その後も投げ続けたものの、5回のマウンドに登り1死後、四球を出したところで交代を告げられている。球数81球で降板となった。

 序盤から大量点を奪われるという、これまでにはみられなかった今永の乱調ぶりは、シカゴの日刊紙『Daily Herald』も試合後に公式サイト上で大きく報じている。

 同メディアは、今永が登板予定だったゲームが降雨中止となり、中10日で迎えたこの日のピッチングについて、「イマナガにとって長期の休養は“サビ”となったのかもしれない」などと評しており、「4回1/3イニングで7失点を喫し、シーズン防御率は0.84から1.86へと2倍以上に上昇した」と指摘している。

 また、メジャーデビューから先発9試合での防御率が史上最も優れていた成績にも言及。「どんなに素晴らしい成績も永遠には続かないということだ」と主張し、今永が更新する前の記録保持者だったフェルナンド・バレンズエラ(ドジャース)の名前も挙げ、「彼は9試合を通してバレンズエラの新人時代の成績を上回ったが、誰もがいつかは打たれるだろうと分かっていた」などと論じている。

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