会社員、アメフト、格闘技の”三刀流” 慶應大卒のエリートが修斗デビューを決断した理由

タグ: , , , , 2024/7/20

アメフトではワイドレシーバーを務めている(C)K.Goto

――福岡に住んでいた当時は、アメフトと格闘技のトレーニングをどうやって平行していたのでしょう?

 胎内DEERSの練習は東京の柴崎駅(調布市)でやるので、毎週末に福岡から通っていました。金曜日の夜に東京に帰ってきて、土・日に練習して、日曜の夕方に帰る、みたいな生活です。私は実家が東京なので実家に泊まってたんですが、チームメイトの遠征者はホテル代だったりをチームが負担していましたね。私の場合は、飛行機代を一部チームが負担してくれていました。

――会社員として働きながらでは、かなりハードなスケジュールですね。

 最初はハードでしたね、慣れるまでは。社会人になって最初の1、2年目は全然ダメでしたが、3年目くらいになると仕事に慣れてきたのもあって、トレーニングに対する意識も変わりました。格闘技を始めた頃になると、いろいろと自分に必要なものを選べるようになっていましたね。

――現在は転職され、東京に拠点を移されています。移動の負担が減ったとはいえ、週5で仕事をしながらトレーニングやコンディション調整するのは難しいと思います。減量もありますし……。

 食事には気を使っています。格闘技を始めてから人生で初めて、自炊もし始めました。計量前の水抜きも自宅でやる予定です。

――井上選手は会社員、アメフト選手、そして格闘家と、目標を同時に3つ追いかけています。それぞれを、どういった形で切り分けて考えているのでしょう?

 切り分ける…というか、やりたいことがいっぱいあるという感じです。人生でやりたいことリストみたいなものを携帯にメモしていて、それをやるために、どうしたら良いかなみたいな感じで、動いています。そのリストは本当に思いついた時に書いていて、切り分けていない。人生で髪をまだ染めたことがないので「髪を染める」とか「プロ格闘家になる」とか、五月雨式に書くみたいな感じです。

――会社員、アメフト選手、格闘家。この三刀流で軸足を置いているのは?

 どこに軸足を置いているというより、ちょうど良く3つバランスがあるので、相乗効果を感じている、というのが自分の中ではあります。ただ、格闘家としては、やっとスタートラインに立てただけですし、どこまで行けるのかはこれから。それでも、プロとなれば責任も出てくるので、そこはフォーカスしていかないといけない。もちろん、仕事でもお給料をもらっているので、しっかりやらないといけないし、アメフトもそうです。だから、どれを選べ、となると難しいですね。

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