首位攻防戦で4安打の阪神・森下翔太を球団OBが大絶賛!「ヒットゾーンはどんどん広がっていく」と打撃技術に期待の声
田尾氏はこの日の4安打という結果を「素晴らしいバッティングだった」と称えながら、特に興奮気味に語っていたのが5回のこの日3本目のヒットだった。1-2から内角高め、147キロの速球をコンパクトなスイングでレフト前に運んだ、この打席について田尾氏は「インハイの真っすぐを腕を縮めてセンター左へ、詰まりながらもヒットを打ったんですね。これが(続けて)出来たら森下選手はもっともっと、打率が上がると思うんです」と絶賛している。
続けて「今までは強く振ろうとしすぎて、大きいスイングをしていた」として、これまでのバッティングと比較し「3本目のヒットは腕を縮めてスイングができた。このスイングを覚えると、ヒットゾーンはどんどんと広がっていく」と見解を示していた。
これまで、シーズン開幕以降、森下が活躍したゲームもあったものの、あえて成長を求める言葉も投げかけてきた田尾氏だったが、この日の結果や3本目のヒットの内容には表情を緩ませていた。
また田尾氏からは「これからが楽しみになる、そんなバッティングだった」と今後への期待の言葉も発せられている。成長を続けるルーキーのバットが、激しさを増していくシーズン後半の戦いでもチームにさらなる勢いを与えることも間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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