アスレチックス入団の桐朋・森井翔太郎 学業補助金3900万円の尊い価値 高卒即メジャー加速へ

森井の決断は今後の球界にも影響を及ぼしそうだ(C)産経新聞社
球界の未来を変える、大きな出来事でした。
昨秋のドラフト上位候補に挙がっていた桐朋(東京)の二刀流・森井翔太郎が1月15日(日本時間16日)、アスレチックスとマイナー契約を結びました。
【画像】「二刀流」森井翔太郎がアスレティックスとマイナー契約 球団が投稿した実際の写真
投げては最速153キロ右腕、打っても高校通算45発を誇る左の強打者には、NPBスカウトも上位候補として関心を寄せていましたが、森井は昨秋ドラフト会議の前に進路をMLB一本に絞り、12球団には「指名NG」の意向を通達しました。
2012年、同様にMLB挑戦の意向を示した花巻東・大谷翔平を巡っては、ドラフト会議の前に日本ハムが指名の方針を示し、結果的に単独指名に成功。大谷を口説き落とし、NPBでのプレーを経てメジャー挑戦したことも記憶に新しいです。
高卒のドラフト上位候補がNPBを経ずにMLB行きを決断し、NPBの上限を大きく上回る契約金151万500ドル(約2億3600万円)が提示されたことから、今後は「高卒即メジャー」の流れが加速するのではとも言われています。
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