初選出の山下舜平大は侍ジャパンに「イノベーション」を起こせるか

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■デビュー戦は開幕投手
 2年目までは1軍登板がなく、2軍で汗を流した山下。ただ、1軍の非公式試合で登板したり、ポストシーズンでベンチ入りするなど、潜在能力は早い段階から首脳陣に認められていたようだ。

 その証拠に、3年目のデビュー戦はなんと開幕戦の先発投手(3月31日、西武戦@ベルーナドーム)。山本由伸、宮城大弥がWBC帰りだった事情はあれど、大物らしく快挙で飾ったデビューだった。

 2戦目(4月11日、楽天戦@楽天モバイルパーク)でプロ初勝利を挙げ、そこから5連勝をマーク。間隔を空けながらの登板ではあったが、ひとたびマウンドに上がると相手を制圧する投球が続いた。

 8月末に腰の張りを訴え、そのままシーズン終了となったものの、デビュー年で9勝&防御率1.61の好成績をマーク。新人王に輝き、背番号も憧れのダルビッシュ有(パドレス)や大谷翔平(ドジャース)が付けていた「11」に変更となった。

 今回の侍ジャパン初選出は、その実力を考えると「満を持して」という印象だ。シーズンを順調に過ごせば、秋のプレミア12でも大きな戦力になるのは間違いない。まずは慣れ親しんだ本拠地・京セラドーム大阪で、ド派手に代表デビューを果たしたいところだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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