史上初、ソフトテニス界に学生プロ誕生! 上岡俊介21歳の素顔
20歳で下した決断。学生プロという選択
Q:いつ頃からプロになることを考えていたのですか?
上岡:20歳の頃からです。ソフトテニス界で最初にプロ宣言した船水颯斗選手のグアム・沖縄合宿に参加させてもらったのがきっかけのひとつです。自由度の高い練習環境、好きなだけ練習に打ち込めることに魅力を感じ、プロとしての活動を考えるようになりました。
Q:合宿に参加して、どのような変化がありましたか?
上岡:もっとも大きかったのは、フィジカルトレーニングの重要性に気付いたことです。今までも筋トレや走り込みはしてきましたが、どちらかというと、やらされているという感じで。初めてフィジカル面に重きを置いたトレーニングをして下半身を強化したことで、着実に成績があがったんです。ソフトテニスは1試合の時間は短いですが、1日7試合することもあり、日程はとてもハードなんです。後半になると下半身が疲れて凡ミスが増えたり、足がつったりということがありましたが、フィジカル面のトレーニングをしたことでタフな試合にも耐えられる体力がつき、負けないという自信が持てるようになりました。
2022年世界選手権、史上最年少出場を目指す
Q:プロ宣言して初めての大会となった「NIPPON TOP of TOP2021(10/19-21)」。今までとの違いはありましたか?
上岡:プロ初戦だからと、特別にプレッシャーを感じることはありませんでした。出場者が、いつも一緒に練習している選手が中心だったこともあり、リラックスして挑むことができました。むしろ「プロ初戦!」と向かってくる相手に、「見せてやる!」というポジティブな気持ちでした。2021-22シーズンは多くの大会が中止になり、練習の成果を試すことができなかったので、ダブルス優勝、シングルス準優勝という成績を残せてよかったです。やってきたことが間違っていなかったと自信にもなりました。
Q:最後に、今後の目標をお聞かせください。
上岡:目標は2022年の世界選手権、日本代表に入ることです。一つひとつの試合を楽しみながら勝ち進みたいと思います。そして、ぜひ多くの方に、どんな戦術なのか、どんな駆け引きが行なわれているかを見ていただきたいですね。
「ソフトテニスが大好き。とても面白いスポーツ」という上岡選手の熱い気持ちが伝わってくるインタビューとなりました。学生プロとして活動をスタートさせた上岡俊介選手の今後の活躍が楽しみです。
次回は、幼い頃から日本一、日本代表という高い目標を掲げ、トップを走り続ける上岡選手が身に付けた「メンタルコントロール術」をご紹介します。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
上岡 俊介(うえおか・しゅんすけ / Syunsuke Ueoka)
1999年12月24日生まれ21歳。和歌山県出身。身長180cm・体重70kg。
現在、同志社大学 スポーツ健康学部(4年生) 在籍
経歴:和歌山L.C.C(小1)~上宮中学校(大阪)~上宮高校(大阪)
公式HP:https://syunsuke.tennis
公式Instagram
公式YouTube
<戦歴(一部抜粋)>
・西日本学生選手権2年連続優勝
・国体(少年の部、成年の部ともに最年少優勝)
・第14回ジュニアジャパンカップ2019(アンダー21)ダブルス優勝
・第1回アジアジュニア選手権大会2019優勝(21歳以下では世界一)
・第1回アジア大学ソフトテニス選手権大会 国別対抗準優勝
・MIZUNO OPEN 2020準優勝、2021優勝(日本一)
・第6回全日本男子選抜2021優勝(日本一)
・世界ジュニア選手権優勝
※日本一20回以上(個人/団体)