震災、コロナを経験したBリーガー。プロスポーツ選手の存在意義とは?

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 バスケットボール元日本代表の渡邉拓馬さんが解説を務める「BS12水曜バスケ!」のスピンオフ企画、「水曜バッシュ!」。渡邉さんがBリーガーを直撃し、バスケットにかける思いやプライベートなことなどを聞き出している。第19回目となる「水曜バッシュ!」のゲストは、琉球ゴールデンキングスの寒竹隼人選手が登場。渡邉拓馬さんの元チームメイトで、苦難を乗り越えキャリアを積んできた寒竹選手に、オンライン取材を行った。

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「点を取ることだけがプロバスケットボール選手ではない」何のためにバスケットをしているのか


 インターハイ、そして夏の甲子園の中止が決まり、プロスポーツ界からも多くのコメントが寄せられた。新型コロナウイルスという、人類が今までに経験したことない感染症を前に、アマチュアスポーツをはじめプロスポーツも軒並み中止や延期を余儀無くされている。Bリーグも2019-2020シーズンがリーグ途中で中止となり、すでに2020-2021シーズンに向けて動き出している。

寒竹隼人選手は、名門の福岡大学付属大濠高校でインターハイに出場。拓殖大学を経て、2009年にトヨタ自動車アルバルク東京(現・アルバルク東京)に所属。2011年からは岩手ビッグブルズ、京都ハンナリーズ、島根スサノオマジック、大阪エヴェッサでプレーし、2018年に琉球ゴールデンキングスに加入。先日発表された琉球との契約継続では球団が、「経験豊富なキャリアで培った、プロスポーツ選手としてのあり方や姿勢は、若い選手のお手本となり素晴らしい影響を及ぼしてくれます」と評価する選手だ。オンコート、オフコートでチームを支えるベテランに、渡邉拓馬さんがプロアスリートの心構えと覚悟を聞いた。

渡邉:寒竹選手はたくさんのチームを渡り歩いてきた。若いころは自信満々で大学からプロに入って、当時から成長したところや、それらの経験から何を学んでどう表現しようとしていますか?

寒竹:大学の時はメインでやっていたけど、トヨタに入ってうまくいかなくて、自分の未熟さというか、細かい部分が身に染みてわかりました。一流の選手のプレーを真後ろで見て、一緒に練習ができて、いい環境でやらせてもらったことはすごくありがたくて。そこから自分のバスケットを見つめ直す旅じゃないですけど、そこからbjリーグで新規チームの岩手に入ってゼロからのスタート。練習場所も確保されていないところから始まって、厳しい環境に身を置いて、プロバスケットボール選手とは何かということが一番わかりました。見に来る人たちに対して、自分たちの存在意義を示すことがいかに重要かっていうことが。

寒竹:東日本大震災の少し後に岩手のチームに入って、沿岸の陸前高田の中学校にクリニックとかで行かせてもらっていたんですけど、グラウンドには仮設住宅もいっぱいあって、現状を目の当たりにしました。たくさん被害に遭われた方がいて、いっぱい辛いことがあったと思うんですけど、バスケットをする時にはキラキラとした顔で僕たちとプレーをしてくれて。バスケットをするだけでこんなに人を笑顔にできるんだと伝わってきました。「こういう人たちのためにプロバスケットボール選手としてプレーしているんだ」と実感して、それは各々いろんなチームで存在意義があると思うんですけど、その時いた岩手では、こういう人たちのために毎日練習して、試合でプレーして、勇気や力や元気を与えることが僕たちプロバスケットボール選手の仕事ということが身に染みてわかって。所属するチームによって存在意義は違うと思うんですけど、そこからは何のためにバスケットをしているのかを意識しながら取り組んでいます。

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