「想像を越えた」伝説の50-50を生んだ決断 大谷翔平を“歩かせなかった”青年指揮官が再告白「私は誠実さを失いたくなかった」
24年シーズン終了後にマーリンズを退任したシューメーカー氏は、あらためて大谷との至高の勝負を振り返った。現地11月12日に米ポッドキャスト番組『Basement Talk』に出演した際に、「私にとって悩ましいことは何もなかった」と決断を下した当時の心境を語った。
「点差があったのはあるが、何よりも野球に対する誠実さを私は失いたくなかったんだ。そして選手たちが、競争相手として、オオタニとしっかり勝負すべきだと思った。もちろん、ポストシーズン進出を争う1点差の試合というのなら話は異なるけど、こっちも彼と同じメジャーリーガーなんだ。でも、88マイル(約141.6キロ)のバックドアスライダーを反対方向にもっていくなんて想像を越えていた。忘れられないね」
さらに「MLBで最も足の速い選手の1人が、明らかに今まで見てきた中でも最もパワーのある選手だなんてね」と大谷に脱帽したシューメーカー氏は、「それでいて99マイル(約159.3キロ)以上の速球も投げられる。もう完全に想像の上を行っている」と漏らした。
結果的に敗れた。それでも異次元の天才との勝負を求めたことにシューメーカー氏は、“野球人”として後悔などしていない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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