明暗くっきり?現役ドラフト入団も二軍でくすぶるスター候補たち
大竹、細川の活躍は現役ドラフトの”成功”を物語っている(C)ACPHOTO
5月の月間MVPが発表され、セ・リーグは現役ドラフトで加入した阪神の大竹耕太郎と中日の細川成也が受賞した。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させ、新天地での活躍を促すために始まった現役ドラフトではあるが、まさにその狙い通りの成果を上げている。すでにチームの顔になっている選手も出てきているが、その一方で一軍での試合出場がごくわずか、そもそもいまだに一軍に上がれない選手も多い。
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西武から日本ハムに移った松岡洸希の一軍マウンドは楽天とのオープン戦の1試合のみ。その試合も1アウト満塁のピンチに登板して、代打の伊藤裕季也に逆転満塁ホームランを浴びる、というものだった。一軍デビュー戦の印象が悪く、現在も二軍で防御率6.28と調子は上がっていない。まだまだ22歳のため、ある程度は将来性を見越しての獲得だったのかもしれない。しかし、今の状態が続くようであれば、二軍での出場機会も減っていくだろう。
次にヤクルトからオリックスに行った渡邉大樹。オープン戦に6試合出場するなど、チャンスはもらったが、結果は6打数1安打と振るわず。二軍でも17試合に出場しているが、打率は.069とかなり厳しい。8日のソフトバンク戦ではスタメン出場するも、4打数0安打、2三振と苦戦している。