ああ10連敗 最下位目前 いよいよ高津采配に「疑問の目」が向けられる理由
「絶対大丈夫」のキャッチフレーズで一大旋風を巻き起こした高津監督も苦しんでいる(C)CoCoKARAnext
リーグ連覇のヤクルトが苦しんでいる。
ヤクルトは28日の広島戦(マツダ)にも1-3と敗れ、高津政権下では初の10連敗、借金は11まで膨らみ、首位の阪神とは14ゲーム差と厳しい戦いが続いている。
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先発のエース小川泰弘が菊池涼介に先頭打者アーチを許し、追いかける展開。5回にも3安打を許し、5回3失点で降板。今のチームでは3失点が重くのしかかった。
3点を追う7回には主砲・村上宗隆の9号ソロで1点を返したが、反撃はそこまで。試合後の高津臣吾監督は「立ち上がりは難しいと思いますが先に点を与えたくなかった」と嘆くしかなかった。
守備面でもファンのため息を誘うプレーが出た。1点を追う5回一死一、三塁のピンチを迎え、ここで広島・上本崇司の打球は三塁線へのゴロ。打球は決して強い当たりではなかったが、三塁を守る村上が出したグラブの下をすり抜け、三塁線を破った打球は左翼手・山崎晃大朗がクッションボールの処理にもたつく間に、一走も生還した。記録は上本の左三塁打となったが、村上、山崎のダブルエラーともいえる凡ミスにはネット上でも「打てないならせめて守備はしっかり!」と叱咤の声が飛んでいる。
チームでは主力の山田哲人が下半身の張りで2試合連続欠場、外野手・塩見泰隆もコンディション不良で登録抹消となった。手負いの選手が多い中、やりくりに苦労している高津監督の苦労は伝わってくる。しかしここまで負けが込んでくると、ファンから厳しい目も向けられ始めた。