【ヤクルト】「3番」打者は誰が適任か? チームの歴史を支えてきた若松、稲葉、岩村ら“左打者のルーツ”に続く選手の「名前」
交流戦最初の試合で3番で起用された長岡が3安打2打点と活躍した(C)産経新聞社
ヤクルトは5月28日、神宮球場で交流戦最初のカードの相手であるロッテに3‐5で敗れて3連敗を喫した。
だが、敗戦の中でも光明はあった。この日「3番」で起用された長岡秀樹が3打数3安打2打点と奮闘し、打率をリーグ3位の.300に乗せた。
【動画】チーム19イニングぶりの得点!長岡秀樹が先制ソロを放つシーン
初回二死から右翼ポール際へ3号ソロを放り込むと「初球から甘い球を積極的に打つことができました。先制できて良かったです」とコメント。1‐0と先制し、チーム19イニングぶりの得点となる打点を挙げた。
先発の吉村貢司郎が直後に同点に追いつかれてしまい、3回にも2者連続の本塁打を浴びて4点を奪われたが、長岡はその直後の一死一塁から、中堅へ適時二塁打を放って2‐4と2点差に追いつめた。
「1点ずつ返すつもりで強引にいかずコンパクトに打つことができました。逆転できるように頑張ります」と、背番号「7」はチームの追い上げムードを高めた。
5回に吉村がまた1点を返されると、その裏にドミンゴ・サンタナの7号ソロで3‐5と再び追い上げる。さらに、長岡がこの日3安打目となる左前打で二死一塁としたが、続く村上宗隆は中飛に倒れて3アウトに。その後は雨が強くなった影響で試合は中断となり、そのまま降雨コールドゲームとなった。
ヤクルトは塩見泰隆が左前十字靱帯と半月板の損傷で全治未定と診断され、今季中の復帰が絶望的となるなど、ベストな布陣で臨めていない。オーダーもそのときのチーム状況によって変わることが多い。