【ヤクルト】“サヨナラ呼ぶ”バント安打! 丸山和郁が「2番」に起用された理由は? 山田哲人が9回に起死回生の同点打!

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 髙津臣吾監督はこの日、2番に丸山を起用したのは、小技を使ってスコアリングポジションに走者を置き、クリーンアップで還したいという理由からだった。しかし、3番の長岡秀樹は初回に適時打を放ったが、4番の村上、5番のドミンゴ・サンタナに快音は生まれなかった。それでも、その後に控える6番の山田が期待に応える一打でチームを土壇場で救った。

 髙津臣吾監督は山田の同点打の場面を振り返り「(山田が)打つしかないと思って。ムネにまで代走を出しているわけだから。いい場面で一振りで、ヒット1本で追いついたわけですから、非常に大きかった」と喜びをかみ締めた。

 山田自身も「真っ直ぐの強いピッチャーだったので、その球をしっかり合わせながら迷いなくいけた」と、その打席を振り返った。

 本拠地の神宮球場では5月12日の巨人戦以来となる久々の勝利となった。背番号「1」は「ファンの人と一緒に勝利を分かち合えるというのは、すごく良いことだなと思いました」と、感慨に浸った。
 
 チームは現在リーグ最下位に沈むものの、最後まで諦めない粘りの野球を展開し、価値ある1勝を手にした。これをきっかけに上昇気流に乗っていきたい。





[文:別府勉]

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