“暗黙のルール”は破るべきか? 平野美宇らの0点完封に中国メディアが見解「相手に失礼すぎるという意見もある」【卓球】
また、中国メディア『上観新聞』は、「世界卓球で一日に2つの『11-0』。張怡寧が福原愛に使った“不文律”はなぜなくなったのか」と銘打った分析記事を掲載。「かつて卓球界には不文律があり、11-0を打つと相手に恥をかかせると考えられ、避けてきた」と独自の不文律を紹介したうえで、次のように論じている。
「11-0の回避は『友好第一、試合第二』という配慮から生まれた部分もあった。しかし、時は流れ、このやり方にはすでに別の意見が生まれている。リードした選手は1点譲ることで集中力、緊張感が緩み、リードされている選手の立場から見れば、1点譲られることが打ち負かされた気持ち、挫折感が生まれる可能性もある。公平な立場に立ち、両者が自分の最高のものをできる限り出し尽くすべきだ」
双方が全力を尽くすべきと結論付けた同メディアは、「どの試合でも、100%勝てる保証などないのに、相手に譲ることなど誰が考えられるだろうか」とも指摘。「『11-0』は勝者が見せる意気込み、迫力の証であり、面子とは無関係のものである」と断じている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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