“暗黙のルール”は破るべきか? 平野美宇らの0点完封に中国メディアが見解「相手に失礼すぎるという意見もある」【卓球】
世界卓球で実力を存分に発揮した平野。そのパフォーマンスに様々な意見が飛んだ。(C)Getty Images
卓球の日本女子代表が見せつけた完封劇は、“卓球大国”の中国で議論を呼んだ。
現地時間2月18日、韓国・釜山で開催されている世界選手権団体戦の女子1次リーグで、日本は南アフリカを3-0で撃破。大会3連勝をマークした。
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格下である南アフリカに対し、地力のある日本は文字通り敵を寄せ付けなかった。第1試合に登場した木原美悠(木下グループ)、第2試合の平野美宇(木下グループ)がともに第1ゲームを11-0で完封。第3試合の早田ひなは3-0でストレート勝ちしたが、完封勝ちのゲームはつくらなかった。
この圧巻の完封劇に一部でクレームがついた。というのも、卓球界には、かねて相手の面子を考慮し、故意にミスをして1点を与えるという“暗黙のルール”が存在するからだ。ゆえに日本の2選手による11-0に注目が集まったのである。
無論、卓球大国として名高い中国が見逃すはずがない。ポータルサイト『捜狐』は「卓球を追いかけている人々なら熟知しているはずだが、アフリカ勢のレベルは極めて平凡である」と指摘し、「日本のほかにも格下のチームを相手に1点も譲らずに11-0の結果を出した選手はいる。これを相手に対して失礼すぎるという意見もあるが、全力を尽くすことこそが他者への最大の敬意だ」と論じた。