元SB攝津正さん引退秘話、ソフトバンクが「常勝」である理由とは?

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いい選手が育つのはホークスの伝統

田中:プロで一番キツかったトレーニングとか、思い出に残っているトレーニングはありますか?

攝津:あまりキツかったとかはないですね。ただ、プロだったらなるべくピッチング練習は球数を抑えるという考えが強いですけど、球数が多くなっても自分の調子を上げるためにベストの状態で臨もうとしたことですかね。

田中:独自の調整方は反対されることもありましたか?

攝津:いや、理解してもらえましたね。監督とかコーチ陣とか、すごくありがたい環境でした。

田中:今のホークスをどうご覧になっていますか?

攝津:着実に成長しているなと感じますよね。選手層も厚いですし。よく育成選手が活躍すると言われますけど、みんなちゃんと準備をしている。毎年レベルアップしていると感じます。

田中:ホークスが常勝軍団たる理由はなんだと思いますか?

攝津:競争意識が強いのかなと思いますね。若い選手は虎視眈々と狙っている感じがしますよね。それで抜擢されるといきなり活躍する。甲斐(拓也)や千賀(滉大)は有名ですが、最近だと牧原(大成)とか釜元(豪)とか、いい選手はまだいっぱいいる。そういう部分は昔もあったと聞きますし、そういういい伝統は今も残っていると感じます。

田中:攝津さんもそういった環境だったからこそ今の自分があると思います?

攝津:ホークスは本当に環境が良かったです。ドラフト時に、ソフトバンク、横浜、楽天から指名がかかるかも、といった感じだったんです。正直、第一希望は地元なので楽天、第二希望が横浜でした。横浜は当時所属していたJR東日本の管内なので、会社の知り合いも多いし、来てもらいたいと思っていたので。東北の人間からすると、当時九州は未知でした。指名を頂いてビックリしましたけど、他のチームに行っていたら活躍できたかはわからないですね。でも、楽天との試合で仙台に行くと東北の方が応援してくれたりもありましたし、その時は嬉しかったですね。今の僕があるのは、地元東北とホークスのおかげだと思っています。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

田中 大貴 (たなか・だいき)

1980年4月28日、兵庫県小野市生まれの38歳。小野高では2年から4番で打線の主軸を担った。巨人・高橋由伸監督にあこがれてか慶應義塾大学 へ。4年春に3本塁打でタイトルを獲得。フジテレビ入社後は主に報道・情報番組とスポーツを担当。「とくダネ!」「すぽると!」ではバンクーバー五輪、第2回WBC、北京五輪野球アジア予選、リオ五輪キャスターなど様々なスポーツイベントを現地からリポートした。

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