元SB・攝津氏が見る栗原陵矢「彼のような選手が出てこないと困る」
いよいよ後半戦に突入したプロ野球。
パ・リーグは、ホークスが昨年まで主軸としてチームを支えていたグラシアル、デスパイネの両外国人選手の合流が遅れるなど主力を欠かした中で、現在首位を走っている。
そんなホークスで、今シーズン、チームの戦力として欠かせない存在となっている栗原について、OBで現在は解説者として活動されている攝津正さんに話を聞いた。
栗原のような選手が出てこないと困る
昨年、ホークスの中軸として2人で156打点を叩き出しチームを支えたデスパイネとグラシアルの両選手だが、今年は新型コロナウイルスの影響で入国が出来ず、およそ2ヶ月遅れでの合流。だが、その中でもチームは現在首位を走っている。キューバ勢不在時期がありながらも首位に立っている要因について、攝津さんはこう話す。
「やはり、栗原が出てきたことが1番大きいと思います。上林など、期待されていた選手がなかなか調子が上がらない。その中で、栗原を初め、柳田、中村がしっかり仕事をしてくれている部分が大きいと思います。」
その栗原について、攝津さんは開幕前、今シーズン期待している選手の1人として名前を挙げていた。
開幕直後は主に1番を打つことが多かったが、7月後半には5番、8月に入ってからは4番に座ることも増えた栗原。強打者揃いのホークス打線の中軸を任せられることは、首脳陣の期待の表れのようにも感じるが、打順について攝津さんは、こう語っている。
「今後のチームのことを考えると、栗原のような長打を打てるバッターが出てきてもらわないと困ります。長打力に関しては外国人選手だのみですから・・・。将来を考えた上でそういった中軸を打つという経験が出来ているというのは大きいと思いますね。」