「和田さんはみんなが釣りをする中・・・」日米通算150勝をあげたSB和田の「進化の秘密」 かつてのチームメート、攝津正氏が語る

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 さらに攝津氏は和田のこんな姿が印象に残っているという。かつてホークス投手陣でオーバーホールを行っていた時代のこと。

 「昔はオフに、投手陣のオーバーホールみたいなものがあったんです。特に練習とか決まったことがなかったので、皆で海に行こうということになったんです。釣りとかやっていたんですが・・・」。多くの投手陣が釣りを楽しむ中、和田が取り組んだのはトレーニングだったという。

 「その時に和田さん1人だけ海の防波堤をずっと走っていました。もうさすがですよね(笑い)。『ちょっと寒いから走るわ』みたいな感じでずーっと走っていました。あとは風の当たらないところで本を読んでいました」と独自のスタイルを貫いていたという。

 その上で攝津氏は「やっぱりあれだけの選手になるにはこのくらいしないとダメなんだなというのは感じました」と野球に真摯に取り組む姿勢に刺激を受けたという。

 チームは17日からのリーグ戦再開となった楽天3連戦を3連勝、ベテラン左腕の奮闘も弾みをつけた。今季の投手陣では東浜のノーヒットノーランなども話題を呼んだが、円熟味を増す和田の投球術もV奪回に欠かせないピースとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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