必要性を巡る大論争を招いた“トドメ蹴り” 背後から放ったテコンドー韓国選手が弁明「僕はそれが礼儀だと学んだ」【パリ五輪】

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 野次を浴びせた会場の観衆はもちろん、本人のInstagramに「マナーを知らない」「倒れているマゴメドフを攻めた理由がわからない」「偽りの勝利だ」といったファンを含め、“トドメ”の一蹴はいまも波紋を呼んでいる。

 韓国国内でも疑問視する声が上がった中で、当人はきっちりと弁明している。韓国の日刊紙『朝鮮日報』は、大会後に取材に応じたパク・テジュンのコメントを伝えた。

「僕は試合中は相手が棄権するまで最善を尽くすことが、相手に対しても礼儀だと学なんできた。しかも単なる試合じゃなくオリンピックの舞台だったから、もっと頑張らなければならないと思っていた。審判が『止め』と言うまではベストを尽くす」

 さらに「競技に集中していて野次は聞こえなかった」というパク・テジュンは、試合後に、蹴りつけてしまったマゴメドフへの謝罪も告白。「格闘技だから当然アクシデントはある。大丈夫だ。おめでとう」と相手から労いの言葉をかけられたという。

 大騒動となってしまった“トドメ蹴り”。あくまで当人たちにとっては不可抗力だったようである。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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